コンサルタントの日々学び

日々のデリバリーで得た体験、ノウハウ、教訓とかを週次ベースで書き留めていきます。

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

イマイチなデリバリーと提案の関係、その2つの着目点

デリバリ中にこういう検討もしたい、こんな意見もでているからとりいれたい、というような話が溢れ、忙しくプロジェクトを進めていたが終わってみると「う~んイマイチ」なデリバリになったことはないだろうか。 例えば、ある業界に売り込むサービスを仕立て…

【本】取材執筆推敲、書く人の教科書★3

ライターに向けた本。いろいろ執筆上のポイントが得られる。本の価値は情報の希少性・課題の鏡面性・構造の頑強性、主張・理由・事実の構成が論理的な基本構造、 課題共有の欠如が話をつまらなくする、論理的リズムを生むのはbut・becauseの接続詞、自分の言…

【本】よきリーダーは哲学に学ぶ★2

アリストテレス:主体的に判断し自らの行動を選択せよ、ニーチェ:人生は芸術作品とみなす、ボッブズ:権限は貸し与えられたもの、カント:他者にして欲しい原則は自分にも適用すべし、など学ぶ言葉多い。ただ戦略やエンパワメントと哲学を結びつける中、前者ベ…

オピニオンの具体例と5つの示唆

以前、この記事で「自分のオピニオン(仮説・意見)をもつべし」ということを書いた。オピニオンを考える難しさと4つの軸 - コンサルタントの日々学び (hatenablog.com)ここではオピニオンを考える要素・考え方を書いたが、「どんなのがオピニオンなのか」「…

【本】No Rules世界一自由な会社ネットフリックス★4

ルールを設けずパフォーマンスを発揮させるネットフリックスのカルチャーを明かす。コントロールを廃止しコンテキスト・条件を伝える、それを成り立たせるため能力密度を徹底的に高める。この能力密度を高めるのが普通の企業には難しい。有能な人材だけ集め…

【本】夜と霧★4

心理学者が強制収容所に入った体験を綴ったもの。収容時は恩赦妄想で自分は免れるはずと考え、収容後は不感無覚となる様子が淡々と描かれる。無期限の暫定的存在という言葉が収容所を表す言葉として秀逸。作者はその中でも苦しみは犠牲としてこよなく深い意…