コンサルタントの日々学び

日々のデリバリーで得た体験、ノウハウ、教訓とかを週次ベースで書き留めていきます。

2020-01-01から1年間の記事一覧

【本】あなたの知らないあなたの強み

宇宙兄弟をベースにFFS理論を説明した本。人を5つのタイプに分け、リーダーのスタイルや上司との接し方などを説く。宇宙兄弟を知ってると「確かにこんな傾向ある」「こういう場面あったな」と理解が深まる。同時に宇宙兄弟がどれだけ練り込まれた話かも実感…

特性把握と適材適所の難しさ

与えられたタスクに対して、アサインされたメンバーに役割分担振る際に「この人はこういうこと得意だから」「この人はこれくらいできるだろう」と判断してタスクを割り振るのは思いの他難しい。特に自分には。 そもそもその人が何が得意かとどうやって捉える…

仮説の価値と使い方、レビュー会にならないために

「コンサルタントは仮説が重要だ」とはよく聞く話。顧客はなんらかの問題を抱えており、その解決を望んでいる。その解決に導くのに、現状調査してFactや悪さ具合を調べ、解決策を具体化するのに、仮説があることでずっとスムーズに進めることができる。 例え…

【本】組織戦略の考え方

日本型組織の組織論。組織の腐り方として、決断不足になると総花的製品や改革委員会が乱立しがち、組織が安定すると外見を意識しすぎた奇妙な権力関係が生まれるなど。ボトルネックの考え方は未だ有効で新製品開発でも考えは応用できる、長期と短期ではボト…

【本】誰が科学を殺すのか★3

今の大学など研究現場の実態を綴る。政治マターで予算を削られ、研究したくてもできない状況、そして海外に逃げていく、というどの業界でも見られる動き。政治マターな分身動きとりづらい。今はまだ過去の遺産からノーベル賞などとれているがそのままいけば…

コンサルはサービス業、相手の立場で考える

コンサルティングはサービス業である。問題解決を生業としており、製品という目に見えるものを売っているわけではない。 サービス業は「サービスを提供する」ことが目的ではない。サービス業=顧客がどう受け取るかが一番の肝だと思っている。 例えばカフェ…

【本】世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか★4

最近話題に上がるアートを学ぶのはなぜかを語ったもの。論理と理性だと情報がないと決められないという袋小路に陥る。また論理と理性だと他社と同じ結論になり競争優位にならない。VUCAの時代、変化を捉え変化を起こすことが求められ、そこに直感と感性が必…

構想策定は網羅性より的確性、そして折木奉太郎のモットー

構想策定と呼ばれたり、将来構想・事業構想と呼ばれたり、未来のあるべき姿と呼ばれたり、呼ばれ方はさまざまだが、業務の前提となる上流の議論では、どこまで議論するかは難しい。業務を担ってきた人と議論をすると、つい「あれはどうする」「これはどうし…

「丸投げ」と「一任」の違い、その差を生むリーダーが暇になること.txt

これまでプロジェクトをリードする役を担う中で、メンバーから「丸投げされた」というフィードバックをもらったことがある。他のリーダー、マネージャーでも、メンバーが「丸投げ感」を感じてモチベーションが下がるケースを経験した人もいるだろう。自分が…

PMとTLの大きな違い、それを支える3つの心がけ

初めてPMになる人に相談を受けた。「今までのチームリードからPMに変わる違いとは?」 これについて人それぞれ意見はあるだろうけど、個人的には以下の3つが違うと考えている。1つは意思決定。PMはプロジェクトに対して最終的な責任を持つ。リソースやスコー…