2019-01-01から1年間の記事一覧
自分がまだPMとしてでなくメンバーとして働いていたとき、当時のパートナーから何度も言われた言葉。「受け身になるな、提案しろ」 若手として仕事をしているとついついお客さんに迎合してしまう。でも、これはコンサルの本質として譲ってはならない部分だ。…
小説風に、都会に出てた主人公が地元に戻り、事業を起こして地域再生する話。役所の投資の不味さや、地域で事業を起こそうとしたときの人間関係や盛り上がりを作る大変さなどがリアルに書いてある。「補助金は麻薬」とはよく言ったもので、うちの地元もいら…
コンサルタントは所詮社外から来た部外者である。レコメンドはできても、最終の意思決定はできないし、実行を担うこともない。だがそれゆえに出せる価値もある。それは「誰よりも問題に対して真摯に向き合う」ことができることだ。 社内の人間であれば社内政…
任天堂社長だった岩田さんの話してたことをまとめた本。判断とは情報を集め分析して優先度をつけること、自分たちの得意なことが活きるように苦手なことが表面化しないような方向に組織を導くのが経営、など経営者としてこうありたいと思える。経営を仕組み…
教育に絡む施策や考えについて、データを持って語る教育経済学の話。インプットにご褒美をあげるべき、プロセスを褒めると良いがアウトプットを褒めていると実は成績が下がる、などが実験結果をもとに説明してある。米国は教師を付加価値で評価してる事例な…
アジャイル開発にもつながるチームデリバリーの方法。基本はタスクを細かにし、「バックログ」「作業中」「完了」を管理し、毎日やったこと、次にすること、今の仕事の妨げを確認。マネージャーは妨げを取り除くことに徹する。他にも見積もりポーカーなどい…
糸井重里がどうほぼ日を経営しているか。採用基準に一緒に働きたいからを入れてたり、やりたい仕事を選んでたり、人に喜んでもらうことをするとか、現職の会社と似てるなというのが所感。上場はジムのトレーニングと似ているとかはMBA的な発想だったのでそう…
続編で今度はマネジメントにフォーカス。部下の問題解決でやった気になってるのはダメ上司。神になって自己承認欲は満たされるがそれだけ。部下も自分が責められないように上司に任せる。逆の上司が相談する関係を築こう。まぁそれはわかるがそのための手法…
冒頭の有名なセリフしか知らなかったので読んだ。物語に起伏はない。妻子もいる親からの財産がある島村が温泉郷の芸者駒子とその土地だけの恋愛関係を持つ。島村は閉鎖的空間で身を立てる美しい芸者に惹かれつつ、謎も多い葉子にも気を引かれる。現実と離れ…
私が勤めている会社では「プロセス型コンサル」をうたっている。通常のコンサルティングファームはグローバル含む圧倒的コンテンツで勝負する。それに対してプロセス型コンサルは名前のとおり、コンテンツよりも考える・合意するプロセスに価値を置いている…
改革プロジェクトを進めていると、何がを議論する際に参加者間の意見が別れることは多い。「俺はこのシステムは統合すべきと思う」「いや違う」「俺はこのベンダーがいいと思う」「いやそんなはずはない」などなど、ケースは違えど意見が割れることはザラだ…
前著、「宇宙兄弟完璧なリーダーはもういらない」が、面白くためになるし、宇宙兄弟のいいとこをよめたかので期待したがこれはイマイチ。リーダーを4タイプにして登場人物に当てはめたはいいがそこ止まり。あとはタックマンモデルの紹介。リーダースタイルの…
会社経営には深化と探索、両方必要で、今の事業を深化で高度化しつつ、探索で新たなタネを見つけよう、そのためにはリーダーシップが重要、という本。ポートフォリオでよく聞く話に、失敗の本質を混ぜたような、どこか知ってるないように感じた。事例も多い…
パワーポイントで資料を作成する際は1スライド1メッセージが基本原則だ。このページで何を言いたいのか、何がしたいのかをメッセージとして書き、それを促す・補足する内容をボディに書く。ただ、この原則を守れている人は以外に少ない。 例えば、こんな資料…
フーマーなど中国の先端事例をもとに、今後リアル世界がデジタルに包含されると説く。オフラインはあくまで接点の1つ、オフラインとオンラインを一体でサービス提供するようになり、顧客はチャネルで考えず、そのとき一番便利な方法を選ぶ。あくまでデジタル…
「コンサルタントとして経営者と議論したい!」 入社希望者に志望動機を聞くとこういうキラキラしたコンサル像を聞くことがある。豊富なデータから、示唆ある提言を出し、経営者と議論を戦わせる。実際はそんな場面はごく一部であって、それよりももっと泥臭…
大人の発達障害の妻と脳梗塞になった作者の18年を綴ったもの。軽快にコミカルに語られ楽しく読めるが、中身はいかに普通の人が発達障害を知らずに傷つけそうならざるを得ない環境に追いやってるかがわかる。健常者は一方的で、努力と当たり前を求め、苦しめ…
確かに工場の仕組みがざっとわかる。需要予測と販売計画とか、引き合い管理とかデザインレビューとか、SCM領域だけでなく、PLM領域もカバー。なかなか工場で勤務することも訪問することもない人には、何をやってるのかを掴む初歩にはちょうどいい。
人や組織が変われない原因として、本当に何を望んでいるか、どうしてその阻害行動をとり続けるか、強力な固定観念を炙り出そうというもの。実は自分で管理したいという裏の目標があったり。テクニックとしては阻害行動と反対の行動をすると最も強く感じる不…
マネージャー職とメンバーの成果の見え方は大きく違う。事業会社でもそうだろうが、コンサルティングというもともとふわふわしたものだとまたその違いに戸惑う。自分もそれに戸惑い、はじめうまく動けなかったクチだ。 コンサルタントとしてのメンバー時代は…
ステークホルダーが共通のビジョンを作り、行動に向かうプロセスをフューチャーサーチというらしい。OSTなどの手法の1つ。過去振り返り→現状反省→将来描く→ステートメント?にする→アクション落とすの流れ。そんな特徴はなあかな。本も分厚いが1章以外は歴史…
今のプロジェクトや企画しているシステム構想について、Whyは明確だろうか? 「このプロジェクトをなぜやるのか」 「これをやって企業なり、事業にどんな影響が与えられるのか」これがないと、スコープも広がり、手段が目的化し、結局成果がでない徒労に終わ…
コンサルティングサービスにおける提案活動は、通常のデリバリーと毛色が変わり、ベテランPMでもなかなかうまく進めることができない。通常のデリバリーだと、成果としてまとめあげる・意思決定することが重要なため、ヴァージェンスモデルで言う収束に注力…
生産管理の課題洗い出しの打ち合わせに参加したことを想像して、次の2つを比べてみてほしい。 「もともと標準品を決めていたのだが、お客さんの要望に寄り添う方針でやっていたため、1日仕様ばかりが増えて、過去5年には1日ものの仕様を残すのかを議論したの…
新しきことも生む時代、直感も大事だよねー、他人モードばかりでなく自分モードで考えよう、という本。直感の磨き方として自分ジャーナルなどが記載されている。とはいえなぜいるのか、こんな失敗がありうる、という情報が多め。
起業の一連の流れと留意点がわかりよい。リーンキャンバスに始まり、その中でも課題と顧客が重要、課題の前提に検証を注力すべし、など。 よくある総花的な事業にも、顧客に受け入れられてるか判断つかないので必須機能に絞る、エレベーターピッチで語れるレ…
打ち合わせや議論、上司からの指示で、なんとなくモヤモヤするがそれが明らかにできない、納得しきれないということはないだろうか。「議論の結果、次にやることは明確になったが、これでいいんだっけ?」「こういう指示やフィードバックはされたけど、本当…
ホモ・サピエンス全史は他で読んだことある内容も多く途中で挫折したが、こっちは読み切った。将来の可能性を示唆したもの。飢餓と貧困と病気を乗り越えつつある人類が次に求めるものは何か、それは幸福なのか?進化の果てに神になろうとして墓穴を掘る、そ…
熱い想いで、内容的には優れいると感じており、いろんな施策も考えていて、伝えたいことはいっぱいある。言葉があふれるように出てくるが、すべて伝えた後に、相手から「で、結局どういうこと?」。熱い想いを言葉にしてぶつけるも、みんなの頭の上にははて…
議論やディスカッションをうまく進める際には①考え方②枠③サンプル④引き出しが必要となる。 例えば、プロジェクトのリスクについて検討する場を想定しよう。「じゃあ検討しましょう」といきなり議論を進めては、「人がやめるかも」「プロジェクトの成果物が使…