コンサルタントの日々学び

日々のデリバリーで得た体験、ノウハウ、教訓とかを週次ベースで書き留めていきます。

小さなリーダーシップ

リーダシップという言葉を聞くと、ついついアップルのスティーブジョブスのように企業を動かすようなリーダーシップや、パートナー・PMのようにプロジェクトを左右するような意思決定・方向付けを行うリーダーシップを想像してしまうが、もっと身近に日常のタスクの中にもリーダシップは潜んでいる。
例えば、
・週次会議を開催しましょう、と提案し
・その際にはこんな開催方法が効率的・効果的なのでこうしませんか?
と提案してすすめる。
これも自ら声がけしリードしているのでリーダシップに変わりない。
 
ある本によれば
「先出しすればリーダーであり、後出しになればただの作業者である」。
これを言い換えれば先出しして進めていくのがリーダーシップということだろう。
主体性をもって、先回りし、実行にもっていく。
こういうリーダーシップはなかなかいざやろうと思ってすぐできるものではない。
特に会社や社会を動かす大きいものであればなおさら。
そのため、自分の取りうる範囲でできる小さいリーダーシップからチャレンジし、そのスキルを鍛えていくことで、ゆくゆく大きなリーダーシップを発揮できるよになるものだと思う。
まずは小さなリーダーシップから実践し、自分のスキルを鍛えていく。
 
うちの会社でいえばリーダーシップを発揮する機会は種々様々に設けられている。
例えばトレーニングの開催も「これをやれ」「こうしろ」というものよりは、「自分の学びを還元してもらう」という目的だけありあとは自由。(一部指名もあるが)
四半期に一度、社員から会社への提言を行う場というのもある。
ある人は新人時代にやるOJTレポートのその後、ということでOJTレポートその後というプレゼンを全社向けに行った。
自分たちが会社に良かれと思うことを考え実行していく。
こういったものでなくても、セミナーやグループワークで率先してファシをする、勉強会を提案する、というのもあるだろう。
先出ししてリードすればそれは1つのリーダーシップ。
こういう小さいリーダーシップを積み重ねることで、「まぁあのときやったことの延長だろう」とできる範囲を広くしていく。
これにより大きなリーダーシップを実践する際の礎になる。
 
先の本にはこうも書いていた。
「リーダーシップを発揮するには、10歩先を考え、3歩先を提案し、1歩先を実行する」
大きなリーダーシップを果たすという10歩先のために、小さなリーダーシップを実践していくのもいわゆる1つのリーダーシップ。
 
さて、自分がやっている仕事・取り組みで、リーダーシップを発揮できるよう
10歩先を考えているか?