コンサルタントの日々学び

日々のデリバリーで得た体験、ノウハウ、教訓とかを週次ベースで書き留めていきます。

もやもやを感じたらどう動くか?若手向けの話

打ち合わせや議論、上司からの指示で、なんとなくモヤモヤするがそれが明らかにできない、納得しきれないということはないだろうか。
「議論の結果、次にやることは明確になったが、これでいいんだっけ?」
「こういう指示やフィードバックはされたけど、本当にこのまま進めていいのか?」
というなんとなくのもやもや。
 
この正体は、目的のズレだったり、論点の漏れだったり、話のつながりがなってなかったりなのだが、今回はこういう事態になったらどう動くか?という、どちらかといえば若手向けの話。
 
なんか納得できなかった時の対処としてまず1番は「まぁとりあえず言われたままやる」。
経験の差や見えている視野の違いなどあり、その差によるものかもしれない。
「経営に携わる視野だと考慮すべき点が違う(言語化はしてないけど)」
「過去の経験から、こうすべき(言語化はしていないけど)」
というケースだ。
その場合はこちらで必死に考えてもなかなか理解・納得できないので、相手に言語化してもらうしかない。
とはいえ言語化できれいればその場で言っているはずだ。
動作としてはモヤモヤで手が動かないよりは、とりあえず言われたように手を動かす。
その中でモヤモヤが何か明らかになったらまたぶつける。
プロジェクトも仕事も常に動いている、考えるのに立ち止まり何も進まなくなるならまず手を動かそう。
 
次にやれることとしては「他の人に相談してみる」。
第3者と話しながらだと頭が整理できることも多い。
「これこれこういう検討から、こういう結果になったんですよ、なんでかというと…(そういえばその理由がわからない)」
メンバーでもいいし、メンターでもいい。
話しながらなにがモヤモヤの原因かわかったら当人にそれをぶつけよう。
 
ただその場合は論理的にで説明できるようにするのと、顧客側の不利益を示すと話はスムーズだ。
「こういう流れで意思決定するはずだけど、ここのプロセスを飛ばしてるように感じる。」
と言われれば、そこがわからないのね、と相手は理解しやすい。
それにかぶせて
「今の流れだと顧客の判断ミスにつながるし、きっと偉い人にもっていったらこんなことを言って先に進まないはず」
と添えると、確かに、じゃあ答えよう、と話してもらいやすくなる。
 
モヤモヤに付き合いすぎて手が止まるのはやめるということと、モヤモヤは自分の成長や顧客に役立つこともあるので考え続けることもしよう、ということだ。